こんにちは。mito(@mito_works)です。
今回は3ヶ月間毎日twitterに投稿を続けていた1日1サイトレビューの総集編です。
毎日コツコツと1日1サイトレビューをやってよかったことや学びをまとめます。
- 他人の1日1サイトレビューの観察の仕方が気になる方
- 1日1サイトレビューを3ヶ月続けるとどんな学びがあるのか気になる方
Contents
1日1サイトレビューで意識した観察視点
サイトは何かの目的やゴールのために作られているものなので、細かなデザインや表現手法だけでなく、誰向けのどういう目的で作られたサイトか?も想像しながら見ることを意識しました。
#1日1サイトレビュー で観察していることまとめ
・サイトの目的は?(なんのためにつくられたか)
・サイトのゴールは?(どういう状態になってほしいか?)
・ターゲットの深堀
・ターゲットに基づくデザイン(カラー/雰囲気(世界観)/ フォント)デザインをするときのヒアリングにも使えそう!
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 24, 2019
1日1サイトレビューでの3つの学び
学んだことをざっくり分類すると3つに分けられました。
- 世界観の表現手法は7つの要素の組み合わせだということ
- こだわりは細部に宿るということ
- ブレのない情報設計で見やすさが決まるということ
世界観の表現手法は7つの要素の組み合わせ
この7つの要素の組み合わせで表現されていました。
- 線の種類(ex.直線、波線、フリーハンド、ブラシ風 etc)
- オブジェクトの種類(ex.幾何学図形、有機的な図形)
- 色の使い方
- 質感 &パターン(ex.触覚的テクスチャー(砂、レンガ、植物 etc)、視覚的テクスチャー(具トライプ、水玉、チェック模様))
- フォント
- 空間の使い方(静的)→余白のあけ方
- 空間の使い方(動的)→アニメーションの付け方
事例①
フリーハンドの線、有機的な図形、紙のような触覚的テクスチャー、手書きフォント。
可愛らしく、手作りの優しい世界観が表現されています。
#1日1サイトレビュー
女の子のアイコンのインパクトをそのまま細部に使い印象に残るサイト。
ぶれない軸を感じます。うふふどーなちゅhttps://t.co/2wwtoax1uh pic.twitter.com/F1mxKOgr7s
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 15, 2019
事例②
勢いのあるペイント文字、明るい黄色、ストライプの視覚的テクスチャーでおしゃれで都会的な世界観が表現されています。
#1日1サイトレビュー
背景を手書き風にするだけで生き生きとした雰囲気に。水彩、ペンキ、手書き文字を効果的に使っていて素敵です。Starbucks breakfasthttps://t.co/oZdpPPs1b8 pic.twitter.com/2hcQMXfap3
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 19, 2019
事例③
写真をメインに動的な空間の使い方を工夫して、惹き込まれるような世界観が表現されています。
#1日1サイトレビュー
芸能人のオフィシャルサイト。商業的なサイトとは一味違う、作品として魅せる工夫やブランディング、世界観の作り方が勉強になります。宮崎あおい オフィシャルサイトhttps://t.co/k0DfxYACsc pic.twitter.com/PfWSkd6kmU
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) September 4, 2019
事例④
海を表現する波線、有機的な図形、砂などの触覚的テクスチャーも多用されていて、海辺の近くのゆったりできるホテルという世界観がきちんと表現されています。
#1日1サイトレビュー
泊まってみたい!行ってみたい!と思わせるデザイン。
世界観がきちんと整えられているからなのだなと。うみのホテルhttps://t.co/WWUBOafhwy pic.twitter.com/cHtf4P4n9R
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 21, 2019
事例⑤
特徴的なフォントと配色で世界観を統一するパターン。見事です。
色使いや文字のバランスが見事。
メインフォントはデザイン書体、メインカラーは赤と緑でなかなか難易度の高いデザインだと思う。#1日1サイトレビュー
たかしま農園https://t.co/gjEK7n5Ubj pic.twitter.com/hGlGNvaJvj— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) July 15, 2019
こだわりは細部に宿るということ
作り自体は、要素の繰り返しでシンプルでもホバー時やクリック時の動きや、ボタンやオブジェクトの微妙なグラデーションで雰囲気は随分変わります。
事例①
「つらぬけアソビゴコロ。」というメッセージ通り、細かなアニメーションでワクワク感があります。
#1日1サイトレビュー
余白やマージンが広めに取られていてわかりやすいサイト。
さみしく感じないのは、細かいアニメーション設定の効果だと思う。サカモトhttps://t.co/5E19CAaMS8 pic.twitter.com/mLzdThAL55
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 22, 2019
事例②
スクロールすると要素がフワッと出てくるアニメーション。動画の埋め込み。背景と部分的なイラストの重ね方。程よい手書き感が心地よいです。
#1日1サイトレビュー
メインビジュアルのピンボケ感、スクロールした時の背景写真、色合いがすごく好み。
雑誌と動画の中間の動く読み物。
ターゲットから導きだされた配色だなぁと思った。沖縄に行きたくなる!!久米島ぬちぐすいな旅https://t.co/TtVgKMO7Ff pic.twitter.com/MJRUbfVY5b
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 8, 2019
事例③
要素の並べ方はシンプルだけれど、文字の出現のさせ方やグラデーションの細かい設定でとてもリッチな作りに見えます。
#1日1サイトレビュー
ふわっとさせるアニメーション、写真の切り替え方、文字のグラデーション細部に渡ってきちっとデザインされているので
すごく心地いいです。Beartailhttps://t.co/qfhhMtCO73 pic.twitter.com/urpyU1JBNh
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 26, 2019
ブレのない情報設計で見やすが決まるということ
遊びを入れて楽しませるサイトなのか?読み物として読みやすいサイトなのか?で設計の仕方は変わってくるのだなと思いました。
事例①
遊び心がありつつ、きちんと情報設計されているなと思った事例です。
#1日1サイトレビュー
ペン画のアニメーションの動き、読み物の写真のくりぬきを本型になど要所要所に遊び心が散りばめられているけれど、メニューしかり、
情報設計がちゃんとしているな〜と。株式会社坂ノ途中https://t.co/B7EL443qXc pic.twitter.com/WSW8ffZJwB
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) July 31, 2019
事例②
情報にたどり着くための導線設計がしっかりしています。
特に見てほしいページの導線の作り方。メニューに入れずに、オブジェクトorボタンにしてファーストビューの中に配置することでより強調されて、「何となく見ておいたほうがいいページなのかな」と思わせる効果があるんだなと。
さんすい保育園https://t.co/6n3qgrqqm0 pic.twitter.com/NwYPE1doDR
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) July 22, 2019
色々な図形をうまく配置していて、遊びも加えながら賢そうに、知的に見せる技が特に勉強になります。
コダテルhttps://t.co/pXVLm8psMV pic.twitter.com/Wzlpvez59X
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) July 22, 2019
個人的に好きなサイト
- 背景などに動画を埋め込み、動画を自然に使っている(見る人の目に何気なく触れる)
- 手書きの要素をうまく使っている
好きなサイト
#1日1サイトレビュー
雨の中で踊る印象的な動画から始まるサイト。
世界観表現の仕方に新しさを感じました。Hellolifehttps://t.co/xDdddPvk71 pic.twitter.com/WDDpOs2xDM
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) August 6, 2019
#1日1サイトレビュー
ワクワクするようなコーポレートサイト。見ているだけで楽しいです。
楽しいだけでなく、独自性、技術力やデザイン性の高さがしっかりアピールされています。W3G合同会社https://t.co/FpuVSirg01 pic.twitter.com/5b3YNZkOCB
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) September 2, 2019
#1日1サイトレビュー
トップで動画が自動再生されるのにサイト自体重くない気がする。
優しい光に包まれたような写真。丁寧に作り込まれた世界観が魅力的です。タルタルガhttps://t.co/Bt7F462u4e pic.twitter.com/cRD4j8arcA
— mito@ひよっこwebデザイナー (@mito_works) July 24, 2019
まとめと次のステップ
- サービスや伝えたい想いをどのようにサイトという形にしていくかの考え方
- 自分の好みのテイスト理解
どちらも実際、自分がデザインする時に役立ちます。
来月から、サイト模写にトライします。